Webmasterでもある筆者が、出張旅行記を通して綴る
アメリカ生活でのアンナコトやコンナコト。

文責:岩沢俊幸

This is LA. #1 Back

-Hit the road-
朝9時半に横須賀を出て3時間。ようやく成田空港に辿り着く。
午後3時のフライトなのだが、良いシートを取りたいがため、時間前にチェックインするのである。
が、豈図らんや、既にいっぱいで座席の指定は出来ないとお姉さんは宣う。ドーシテ?
しかし、こんなにアクセスの悪い国際空港ってのは珍しい。
初めて来る外人さんは、さぞや面食らうでありましょう。
なにせ、ターミナルが少ないがゆえに、ヘタすりゃ沖止めバスの旅だし、やっと到着したと思っても、さらに数時間を費やさなければ都心に出られないのですから。
つまらない意地の張り合いはやめて、とっとと羽田を使えるようにして下さい。
いろいろとご事情はお有りでしょうが、国辱から国益への大転換ですよ、これは。国交省さま。


-Smoke or Non?-
9時間かけてLAXに到着。ニコチン欠乏症にじりじりしながらイミグレを通過し、外で一服。
暫くぶりに、タバコの毒素が体中に染み渡ってゆく快感に浸る。先客のおじさんもニコニコしながら「Dizzy?」、こっちも「Oh Yeah!!」、むべなるかな、我が同士よ。
もし、どこかのエアラインが喫煙便をつくったら、アジアのビジネスマンは大喜びだろうなと思うのですが。パイロットやスチュワーデス、いや、フライトアテンダントの皆様もスモーカーが多いんだし。
健康の為なら死んでもいいと言う健康バカの多い、ここLAでは、タバコというとヒステリックなまでに拒否反応を示れるんですが、実際には多いんですよね。お好きな方が。
太鼓腹を揺らしながら、スモッグの下でジョギングに勤しむ方々を見て首を傾げたくなるのは、マイノリティになってしまった者ゆえの僻みでしょうか。


-Never Give Up-
さっそくレンタカーをピックアップすべく、バスに乗り込む。
今回は、荷物を運ぶ都合上、それなりのクルマを手配しようとしたが、ナイというので、大きめのクルマを予約しておいた。
が、念のため、カウンターで聞いてみると、今度はアルという。でも、値段がちょっと高い。
「オンライン予約が出来なかったから、他のクルマにしたんだぞ。だから同じ値段にしてくれ」などと理不尽なゴネかたをしてみたのだが、さすがにこれは通らず、おとなしく引っ込む。
で、当初の目論見どおり、ピックアップトラックを借りられたのだが、このいーかげんさが良いんですね、アメリカは。
もちろん腹の立つこともままありますが、この最後までどーなるか解らない、または、どーにかなってしまうという社会事情が、アメリカ人の"Never Give Up"精神を育ててきたって言うのは、ちょっと穿ちすぎの見解でしょうかね?


カッコイイんですが、さすがに持て余す事もあります。

-Breakfast at...-
いつもであれば、スターバックスでコーヒーなぞを飲みながら一服、なのだが、今回は趣を変えてWienerschnitzelで朝飯を喫す。店名の発音は難しいのだが、チリドッグはウマイ。
ドロリと溶けたチーズとチリソースがフレンチフライに覆い被さっているのもウマイ。
朝からコンナモノ食べるなんて、考えるだけでゲップが出そうだが、アメリカに行くと食えてしまう。
ファミリーレストランで食する、典型的なアメリカンブレックファストも大好きである。
お代わりを断っても、「本当にぃ?」と言いながらカップを満たしてしまう、わんこそばのようなコーヒーも大好きである。
帰りがけにバケツのようなドリンクのカップを"Refill"して行くのも、ウェイトレス達のプロフェッショナルなスマイルも本当に好きであるが、やっぱりチップは面倒である。


Ritz -CarltonもFour Seasonsも知ってます。
為念。泊まった事は、モチロンありません。

-Cheap Enough-
今回のお宿、いわゆるモーテルである。自分の部屋に直接出入りできるので、私はこのスタイルが好きです。安いし。
ここは朝飯付きではあるが、ドーナツ・ベーグルの類にコーヒー、それにフルーツでもあれば上等な部類。実際に見ると、かなりショボイものではあるが、必要にして十分である。
トイレにまでカーペットが敷き詰められ、ちょっと外出するだけで部屋の花が変わっているような、いつもButlerに見守られているような高級ホテルじゃ、素っ裸でウロウロ出来ません。
Cheap Enoughって言い方が有るかどうかは知りませんが、その考え方はアリだと思ってます。
安いんだからこんなモンで充分、より良いサービスが欲しければお金を掛けてね、という割り切りの良さ、どちらも何のためらいもなく選択できる潔さっていうのは、本当の高級を知るが故の、大人の文化では無いでしょうか。
妙な高級感を演出し、それが却って"Cheapie"さを醸し出してしまう日本のホテルを見るに付け、文化の成熟度ってのはこんなところにも出てしまうんだなあ、なんて思います。
普段はTシャツ短パンにビーサンで、「Yo,Men」なんて言ってるあんちゃんが、タキシードにポンパドールをビシッと決めて、リムジンでパーティーに乗り付ける、なんてのを見ると、もうかなわないなあって感じです。


乾燥した空気に、消火栓から吹き出した水が爽やかでした。

-Wanna Drive?-
左の写真は、偶然遭遇した事故ですが、どうもストレッチャーに乗ってるオバサンが、消火栓にぶつかったみたいです。真っ直ぐな道路なのに。
ここでは、”クルマ持ちにあらずんば人にあらず”で、簡単に免許が取れますので、信じられないような運転をしている人をよく見ます。
クルマにかかわらず、こちらの免許制度は、間口が広いんですね。
試験も、なんとか取らせてやろうっていう試験で、要は免許を取ってから、自己責任でスキルアップしなさいという事なんです。
初心者に100点満点と高額な費用を要求する、日本の制度とは全く異なるのですが、まあ、これは価値観の違いという事で・・・。
最近は走っているクルマが綺麗なLAですが、私がアメリカに住み始めた当初は、まだボログルマが多くて、いろいろな出来事に出会いました。
前を走っているクルマが突然火花を散らしたと思ったら、目の前にマフラーがぶっ飛んできたり、エンジンフードがバコーンと開いてしまってパニクってるヤツがいたり、いきなり燃え出しちゃうヤツもいたりで、しかもこれ、フリーウェイでの話です。
なかでもビックリしたのが、ラスベガスへ向かう途中のこと。
砂漠の道をボケーっと走ってたら、もの凄い爆発音とともに黒くて大きいドーナツみたいなのが飛んできたんです。反対車線から。
ビックリしただけでその場は済んだのだが、その実態といえば、さんざん酷使されてきた大型トラックのタイヤが、高温を引き金に「モウイヤダー!」とばかりに破裂してしまうのだそうだ。
そういや地元でも、タイヤの皮らしき物体が路肩に転がっているのを、たくさん見かけてました。あな恐ろしや。
レインシーズンの初日も、けっこうエキサイティングです。
ボログルマ達が垂れ流したオイルが、雨と共に浮き上がってきて、素晴らしくスリッパリーになるんです。
あっちこっちでスピンしてます。
あっちこっちで故障してます。
おまけに、そこら中が洪水してます。
洪水なんか毎年同じ場所で起こるんだから、直せばいいのにとも思うのですが、雨なんざ年に数日しか降らないから、まあいーだろう、という事なんでしょうね。私もすぐ慣れました・・・。
信号もすぐ壊れるんですが、"Four Stop"なるシステムがありますので、めったにパニックになりません。
これは、交差点で先に止まったクルマに優先権があり、直進・右左折にかかわらず進めるというもので、同時の場合は、右側のクルマが優先権を持っています。
片側4車線の十字路だと、16台のクルマが「次はどいつだ?」なんて戦々恐々としながら通過することになるんですが、それでもパニックにならないのは、たいしたものです。
住宅地や、ショッピングモールのパーキングでも、ほとんどが"Four Stop"ですので、町並みがキレイです。めったやたらに信号機を付けまくる日本とは違って・・・いや、もうやめましょう。
ほとんどの交差点では、赤信号でも右折が出来ます。もちろん青信号側に優先権があるのですが、気を付けなければいけないのは、左折信号で進んでくる対向左折車ですね。
直進車線より左折車線の方が、先に青になりますんで。
日本には無いシステムとして、フリーウェイにカープールレーンというものがあります。
2人(郊外では3人なんてのもありますが)以上乗っていれば走行しても良いという車線が設置されていて、朝夕のラッシュアワーなんかでは、混雑を尻目にスイスイと走れます。
しかし、出入り口も設定されているので、自分の降りる出口をちゃんと把握していないと、ちょっと危ないです。なんせ、4車線以上も跨がなきゃならないんでね。
カープールレーンを使いたいがため、マネキンを乗せたり、「私のお腹には赤ちゃんがいるの」なんていう女性がいたりして、まあ、どこにでも悪知恵を働かせる輩がいるもんですが、もちろん違反です。罰金も高いです。
その他にも、道路の中央に左折待ち用のスペースが確保されていたり、交差点内でUターンできる車線があったりで、さすがにモーターシティ(デトロイトとは違う意味でね)の面目躍如といったところですか。
日本と比較すると、土地が広いからねって言葉に収斂されがちですが、私は違うと思います。
もっと根本的な問題、”移動の自由”って考え方じゃないでしょうか。
まあ、ここらへんの問題は突っ込み出すときりがないので、さらっと流しますが、いつか改めて触れたいと思います。
いずれにしてもここはクルマの国、ロスアンジェルス。
コンバーチブルでもレンタカーして、LAの青い空を堪能してみてください。
カリフォルニア州の道交法はこちらで勉強できます。練習問題もあります。テストもこのまんま出ます。


Fire EngineとかFire Truckなんていいます。
ピカピカでカッコイイです。

ビバリーヒルズ。
結構建て込んでますね。なんて。

公園ではアリマセン。
馬で散歩したりもしてます。
そのうち第2弾をお届けしたいと思います。
乞うご期待。